審美歯科ってなに?
自然で健康的な美しい歯の大切さ
歯科へ通うのは、虫歯の治療のためという方が圧倒的に多いとは思いますが、最近では、歯周病も注目されてきましたし、歯やかみ合わせをより自然に,健康的で美しく治療する,「審美歯科」=口元をきれいに見えるようにする歯科治療の需要も大変増えているようです。
学校での歯の検診の結果によって、むし歯治療のために「夏休みは治療のために歯医者に通う」という子どもは、現在ではほとんどいなくなりました。その原因は、一般の方々の歯の健康意識の向上もあると思いますが、フッ素入り歯みがきペーストの普及にあるとまちの歯科医院では考えています。
子供のむし歯は減りましたが、学校検診などでお口の中を見てみると、歯垢や歯石の付着、歯並びの不具合を指摘することが多くあります。フッ素の応用に関しては、正しい取り扱いをご説明いたしますので、歯科医院で一度カウンセリングを受けていただく事をお勧めします.まずは、むし歯や歯周病の無いお口の環境づくりが大切だということです。それがあって、はじめて「審美歯科」の価値も数段高いものになるでしょう。
それでも、歯はやっぱり自然で健康的に白い方がいい
まちの歯科医院でも、審美歯科としての口腔内の治療を行っております。何も特別の治療ではありません。健康な歯を綺麗に整えたい場合は、「ホワイトニング」もあります。
これは、自分の削っていない健康な歯があってこその治療ですので、誤解のないようにしていただきたいと思います。
すでに銀歯やプッラスチックのかぶせものが入っている場合で、より丈夫で美しさの長持ちをご希望の場合は、セラミックのかぶせものが適応となります。その他にも歯並びの治療などがあります。
歯は、やはり健康的な美しい白さを望まれる方は多いのではないでしょうか。それを永く保つことができれば、とても価値のある治療だと言えるでしょう。
色素沈着(茶渋など)は手軽に治療できます
たとえ、虫歯が無く健康的な歯だったとしても、色素沈着が目立つ歯は、鏡の中の自分の歯を見ても、あまり気持ちのいいものではありません。歯の黄ばみや茶渋を気にするあまり、人の視線を気にして、大きな口を開けて笑うことができないということで、審美歯科で色素を取り除く治療を受ける方もいらっしゃいます。これは,エアフローという器械で特殊なパウダーを歯に吹き付けて除去することも可能です。歯の内部にくすみや変色がある場合には、適応外となります。歯の状態によって、対応方法は違いますのでまずはご相談いただきたいと思います。
また、歯並びの悪さが原因で、顔の印象が悪くなる場合があります。これを整えるのは「矯正治療」です。まちの歯科医院では、複雑な成人の矯正治療は提携先の専門医にご紹介しています。前歯だけ,部分だけの矯正や比較的容易なケースで可能な場合は、当院で行うことができる場合もあります。
歯茎の黒ずみもレーザーで解消
さらに、歯ぐきの黒ずみを気にされて審美歯科を目的に相談される方も増えています。実は、歯ぐきも、メラニン色素によってシミが残るなどして、黒ずんで来ることがあります。この黒ずんだ歯ぐきは、レーザー治療で改善できる場合があります。治療によって、きれいなピンク色に回復させることができる場合があります。
審美を考えない歯科治療はないと考えています
近年では、前歯や見えるところに金歯や銀歯を入れることはほとんどなくなりました。すなわち、現在の歯科治療では、審美を無視して治療することはないと考えていただいて良いと思います。審美治療の中でも、大切なのは、使う材料の特性と土台となる歯の健康度,そして治療の精度です。
今では、材料も日々進化を続けていて、とても丈夫で細菌や汚れが付きにくく、長持ちするセラミックの素材が次々に登場しています。セラミックの治療は自費治療ですので、保険に比べてお金の負担は当然高くなりますが、素材が治療結果を左右するので、「より良いものを永く使う」と考えれていただきたいと考えています。
その結果として、お顔の印象を良くして、自信を持って人前で食べたり笑ったりすることができるようになるなど、精神的なメリットもかなり大きいと思います。
たとえば、結婚式を控えた方が審美歯科で治療を受けたり、就職活動を始める前に来院されたり、様々なタイミングで、上手に審美歯科をご利用いただければと思います。