優れた治療「インプラント」を長持ちさせるために

インプラント治療は、優れた治療方法です。

インプラントは、元々体にとっては異物であり、取り扱いに充分に注意する必要がある治療法ですが、歯の

筑後 歯医者 インプラント

欠損に対して、失われた機能と見た目の美しさを回復して、それを補い、長期間快適に使用できる可能性のある治療法です。

従来からある、「入れ歯」や「ブリッジ」は、土台になる歯やその周りの粘膜、そしてその下にある顎の骨にまで大きな負担をかけ、ある意味、「使える部分にツケを回す(負担を強いる)治療法」でもあります。

そういう意味では、インプラント治療は、残された環境に必要以上に負担を強いることなく、お口の機能や美しさを取り戻すことのできる、大変優れた治療法であるということができます。また、近年のインプラント体は、とても丈夫でしっかりとインテグレーション(骨と結合)すると比較的長期に機能し続けることがわかっています。

インプラントの歯周病「インプラント周囲炎」に注意!

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ところが、ある病気が原因で、残念なながらインプラントの寿命が短くなってしまうことがあります。

咬む力が強すぎると、いくら丈夫なインプラントと言えども、折れたり壊れてしまうことがありますので、使用方法に関しても注意は必要です。

その他に私たち歯医者が、インプラント治療をするとき、最も警戒している病気があります。

その病気は「インプラント周囲炎」です。そこで今回は、インプラントの敵インプラント周囲炎について知り、正しく予防する方法をご紹介していきます。現在、インプラントを使用されている方、または検討されている方も、どうぞ最後までお読み下さい。必読です!

インプラント周囲炎とはこんな病気です。

簡単に言うと、「インプラント周囲炎はインプラントの歯周病」ということができます。インプラント周辺の組織が歯周病菌に感染してしまい、歯ぐきの炎症やあごの骨の吸収など起こして、インプラントを支えられなくなってしまいます。インプラントは自分の歯に比べ、力には強い面がありますが、感染やそれによる炎症への抵抗力が低いため、細菌に感染すると急速に進行してしまうケースがあります。

インプラント周囲炎を予防するには?原因&予防法

1.歯磨きが不十分になるとお口の中で歯周病菌が増殖する!・・・歯ブラシだけでなくフロスなども使用してセルフケアを十分に行います。歯科医院での定期的なメンテナンスは必ず必要ですので、それができない方は、インプラントをする資格はありません。他の方法をおすすめします。

2.糖尿病にかかっている・・・糖尿病の患者様は、お口の中の感染リスクが高いので、インプラント周囲炎になりやすいことが知られています。対策としては、インプラントの周囲を清潔に保つとともに、HbA1cを参考にして、糖尿病をうしっかりコントロールすることが重要です。

3.禁煙しましょう!・・・タバコを吸うと歯ぐきなどの組織が貧血状態になり、組織の抵抗性が悪くなり、また、免疫力が低下してインプラント周囲炎のリスクが上昇してしまいます。禁煙がインプラントの寿命を伸ばす近道です。

 インプラントの寿命を確実に縮める「インプラント周囲炎」という病気があることを知り、正しく予防することで、インプラントを長持ちさせていきましょう!

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