虫歯のリスクが高くなるのは何歳?

2026年08月30日(日)
虫歯リスクが高くなるのは何歳なのか考える母親

「うちの子、まだ小さいのに虫歯になってしまった…」「毎日歯磨きしているのに、どうして?」——そんな経験や不安をお持ちの保護者の方は少なくありません。

実は、「歯みがきをすればむし歯にならない」「むし歯予防のために歯を磨く」という思い込みが、

そもそも誤りなのですが,

子どもが虫歯になりやすい「特に注意が必要な時期」というものがあることを知っていますか?その時期を知り、適切なケアをしていくことも、私たちまちの歯科医院では、お子様の歯を守るためのコツだろうと考えています。

実は、虫歯リスクが最も高まるのは「1歳半〜2歳半」という時期です

ごはんを食べる1歳の女の子

子どもの虫歯リスクが特に高くなるのは、1歳半から2歳半にかけての時期です。

この時期は、乳歯が次々と生えてくる大切な成長の節目でもあります。

しかし同時に、歯が完全に生えそろっていないため、歯と歯の間や歯茎との境目などに隙間が生じやすく、食べかすや汚れが溜まりやすい状態になっています。

さらに、この年齢のお子様は歯ブラシを口に入れられることを嫌がったり、じっとしていられなかったりすることも多く、保護者の方が丁寧に磨こうとしても思うようにケアできないことがあります。歯の形や生え方によっては、ブラシがうまく届かない部分も出てきます。こうした複数の要因が重なることで、虫歯菌が繁殖しやすい環境が生まれてしまうのです。

歯科の観点からも、この時期のオーラルケアの質が、その後の虫歯リスクを大きく左右すると言われています。1歳半〜2歳半のケアをしっかり行うことは、単にその時期の虫歯を防ぐだけでなく、将来にわたる口腔内の健康を守ることにもつながる、非常に重要な取り組みなのです。

なぜこの時期に虫歯菌が広がりやすいのか

子どもとスキンシップをとる母親

虫歯の原因となる「ミュータンス菌」と呼ばれる細菌は、

実は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在していません

では、どこからやってくるのでしょうか。答えは、日常的に接触する大人、特に両親や祖父母などの家族からうつることがほとんどです。

食事中に同じスプーンや箸を使うこと、食べ物を口移しすること、キスをすること——こうした愛情あふれる日常のスキンシップが、虫歯菌の感染経路になってしまうことがあります。もちろん、だからといってスキンシップを一切やめる必要はありません。

大切なのは、家族全員が口腔内を清潔に保ち、虫歯菌を減らしておくことです。

特に、1歳半〜2歳半は虫歯菌が定着しやすい「感染の窓」と呼ばれる時期にあたります。この時期に虫歯菌をお口の中に入れないよう注意し、仮に感染してしまっても菌の数を少なく抑えることが、虫歯予防における重要なポイントになります。

家族みんなで取り組むオーラルケアの大切さ

母親と一緒に歯磨きをする女の子

お子様の虫歯予防は、お子様だけの問題ではありません。家族全員が自分自身のお口の健康に気を配ることが、そのままお子様を守ることにつながります。保護者の方や毎日一緒にいるご家族が虫歯を持っていたり、歯ぐきの状態が悪かったりすると、知らず知らずのうちにお子様に菌を移してしまうリスクが高まります。

「家族みんなでオーラルケア」という意識を持つことは、お子様への最大のプレゼントとも言えると思います。まずは保護者の方が定期検診を受け、ご自身のお口の状態を把握することから始めてみましょう。

虫歯や歯周病がある場合は早めに治療し、毎日の歯磨きや食習慣を見直すことで、お子様への感染リスクを大幅に下げることができます。

また、家族全員が歯科医院と定期的なかかわりを持つことで、それぞれの口腔内の変化をいち早くキャッチし、適切なアドバイスを受けることができます。一人ひとりのお口の健康が、家族全体の健康を守ることにもつながっていきます。

ご家庭でできる虫歯予防のポイント

子どもの仕上げ磨きをする母親

毎日の歯磨きは、虫歯予防の基本中の基本です。特にこの時期のお子様は、自分だけではうまく磨けないことが多いため、保護者の方による「仕上げ磨き」が非常に大切になります。お子様が自分で磨いた後に、大人がしっかりと磨き残しをチェックしてあげる習慣をつけましょう。

歯磨きのタイミングは、食後と就寝前が特に重要です。夜寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中が乾燥しやすくなるため、虫歯菌が活発に働きやすい状態になります。就寝前の歯磨きを丁寧に行うことは、虫歯予防において非常に効果的です。

ですが、まずは食習慣の面で、砂糖の多い飲み物やお菓子を頻繁に与えることは、虫歯のリスクを高めることになるので、歯みがき以上に注意しなければなりません。

甘いものを全く与えないことは難しいかもしれませんが、食べる時間をある程度決め、だらだら食べる習慣をつけないよう心がけることが大切です。食後は水やお茶でお口をすすぐだけでも、ある程度の効果が期待できます。

歯科医院でできる予防処置について

フッ素塗布のイメージ

ご家庭でのケアに加えて、歯科医院で受けられる専門的な予防処置も、虫歯対策として非常に有効です。代表的なものとして、フッ素塗布とシーラントがあります。

フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を直接塗ることで、歯のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい強い歯を育てる処置です。定期的に塗布を続けることで、虫歯になりにくい歯を作ることができます。

シーラントは、奥歯の噛み合わせ面にある細かい溝を薄い樹脂でふさぐ処置です。奥歯の溝は食べかすが詰まりやすく、歯ブラシが届きにくい部分でもあります。シーラントによってその溝をあらかじめふさいでおくことで、汚れが溜まりにくくなり、虫歯の発生を効果的に防ぐことができます。

どちらの処置も痛みがなく、短時間で受けることができますので、お子様への負担も少ない処置です。「どんな処置をするの?」「うちの子に必要かな?」と気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。お子様一人ひとりのお口の状態に合わせて、最適な予防プランをご提案いたします。

まずはお気軽にご相談ください

虫歯のチェックを受ける小さい男の子

虫歯予防は、

「なってから治す」よりも「ならないように守る」

ほうが、お子様への負担もはるかに少なくてすみます。1歳半〜2歳半という大切な時期に、ご家庭でのケアと歯科医院でのサポートをしっかり組み合わせることで、お子様の歯を長く健康に保つことができます。「まだ小さいから大丈夫」と思わず、歯が生え始めたら早めに歯科医院へ足を運んでみてください。保護者の方のちょっとした心がけと、専門家のサポートが合わさることで、お子様の笑顔と健康な歯を守ることができます。スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。

まちの歯科医院

TEL 0942-42-1515 

〒833-0041 福岡県筑後市和泉483-4

診療時間
9:00~12:30
14:00~19:00
受付は終了45分前までです。
(研修のため休診あり、お電話でご確認ください。)
休診日:日曜、祝祭日
= 木曜日と土曜日は9:00~14:30
TOP